Apr 17, 2009
商品入荷、電話代行サービス
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[映画.com ニュース] 20年以上前に刊行された原作の漫画の装丁は、どこか不吉な暗い緑色。そして、物語の中に登場するおびただしい数のロボットによる鉄人兵団の存在には、ドキドキワクワクを越えて、子ども心に戦慄を覚えた。「ドラえもん」映画シリーズの中でも異色を放ち、シリーズきっての名作と称される「のび太と鉄人兵団」が、「新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」としてスクリーンによみがえった。メガホンをとったのは「のび太の新魔界大冒険」に続き、本作が2作目の劇場監督作となる寺本幸代。小学生のころにオリジナル版を見たという寺本監督が込めた思いに迫った。
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ファンの人気の高いオリジナル版を、新たに生まれ変わらせるということに「確かにプレッシャーは感じました」と明かす寺本監督。それでも、「オリジナル版が素晴らしいからこそ、それと同じものを作っては失礼。新しい部分を出さなくてはいけないと考えました。本当にいろんな要素の詰まった作品ですが、その中で特に、しずかとリルル、のび太とピッポの気持ちの触れ合いの部分を突っ込んで描けたらと思いました」とこだわりを明かす。
「ドラえもん」映画史上初の女性監督――そんな枕詞でもって紹介されることが多い寺本監督。初メガホンとなった「のび太の新魔界大冒険」では、随所に見られる描写が「女性ならではの感性」と称賛を浴びた。だが、本人はそんな評価に困惑気味。「『女性らしい』という声をいただいたんですが、会社ではいつも『男らしい』と言われていまして……。そういう評価に戸惑いましたね。ただ、私はやはり、先ほど挙げたリルルとしずかの関係に代表されるような、キャラクターの感情の描写が好きなんです。心情や人と人の関係を丁寧に描くという部分で、『女性らしい』という評価がいただけたのかなと思っています」。
だが、そればかりではない。アクションシーンの描写における迫力は、女性の手によるものとは思えない激しさを持っている。のび太が拾ったロボット“ザンダクロス”により、巨大なビルが一瞬にして廃墟と化すシーンが象徴的だ。「壊すなら派手にいきたいと思いまして(笑)。美術監督さんたちと一緒に都内をロケハンしたんですが、あのシーンで崩壊するビルは、赤坂見附にある赤坂プリンスホテルをモデルにしています。3月に閉館される前に勝手に壊してしまい怒られてしまいそうですが……」
小学生のころから「ドラえもん」を読み、劇場版も映画館で見ていたという。声優陣やデザインが一新されたときからテレビシリーズの製作に携わってきたが、現在の“新しい”ドラえもんを、こんな言葉で表現する。「私の中で何より大切にしていることは、ドラえもんを単なるのび太の世話係ではなく、兄弟として描くということ。ドラえもんは、工場でつくられたときにネジが1本抜けているんですね。きっと、その時点でロボットからある意味、人間に近い存在になったんだと思います。だから、ケンカしたり一緒に遊んだり、のび太と一緒に生活していく存在であればいいなと思ってます」
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[映画.com ニュース] 実在の化学者・高峰譲吉の半生を描いた伝記映画「さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯」の初日舞台挨拶が3月5日、東京・銀座シネパトスで行われ、ナオミ・グレース、大橋吾郎、古村隼人、同作のポスターを手がけたイラストレーターの松下進、市川徹監督が登壇した。
「さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯」作品紹介
明治時代、止血剤アドレナリンや消化剤タカジアスターゼの開発に成功した化学者・高峰譲吉の半生を描く。主人公・譲吉役に加藤雅也。映画初出演のグレースは、譲吉と米ニューオリンズで出会い、結婚するアメリカ人女性キャロラインを演じる。「日本にこんな素晴らしい方がいたこと、そしてその妻役を演じられたことを誇りに思う」と胸を張った。
松下の妻でもあるグレースは、「国際結婚は言葉の壁があり、夫婦間で誤解も起こるもの。キャロラインさんも大変だったはず」と感情移入。松下は「うちはケンカになると、妻は英語、僕は日本語で言い合う」と明かしたほか、今回手がけたポスターを「僕の代表作になりそう」と自信をのぞかせた。
大橋は三井財閥を形成した実業家を演じたが、「ナオミさんとのシーンは結構カットされてしまって」とぼやき節。市川監督は「編集はアメリカにいるスタッフ(横山智佐子)に任せた。あちらは編集権が強くって、私の権限が及ばない」と釈明。また、病に倒れる譲吉の助手を演じた古村は「台本に僕が死ぬ日が“5月8日”と書いてあって、ドキっとした。実は僕の誕生日なんですよ」と明かしていた。
撮影から2年。金沢、富山での先行上映を経ての東京公開に、市川監督は「とてもうれしい」と感慨深げ。幼少期から、町医者だった実父に高峰の功績を聞かされていたといい「父への思いをこめた作品でもある」としみじみ語った。
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